【ゲーミングPCのCPU】必要な性能と最適モデル

ゲーミングPCのCPU

この記事では、ゲーミングPCのCPU選びで悩んでいる方・おすすめCPUを知りたい方に向けゲーミングPCのCPUについて解説しています。

ハイスペック向けCPUの性能比較はもちろん、PCゲームにおけるCPUの役割なども順に見ていきましょう。

ゲーミングPC向けCPUの性能比較【2020年3月現在】

CPU発売年コアスレッドPassmarkCR15
シングル
CR15
マルチ
TDP
Core i9-10980XE20191836315122083744165
Core i9-10940X2019142827741--165
Core i9-10920X2019122426698--165
Core i9-10900X2019102024068--165
Core i9-9980XE20181836296801983904165
Core i9-9960X20181632283361843211165
Core i9-9940X20181428268411903173165
Core i9-9920X20181224251161882438165
Core i9-9900X20181020229761972274165
Core i9-9820X20181020210841772170165
Core i7-9800X2018816197701941826165
Core i7-10710U201961212485176105115
Core i7-1065G72019481048417970515
Core i7-1060G7201948---9
Core i7-10510U201948955218871715
Core i7-10510Y201948---7
Core i9-9980HK201981617517200164145
Core i9-9880H201981616254189149745
Core i9-9900T201981615316--35
Core i9-9900KS2019816214722162058127
Core i9-9900KF201981620302218208195
Core i9-9900K201981620200212197995
Core i9-9900201981618594--65
Core i7-9850HL201961211340--25
Core i7-9850HE2019612---45
Core i7-9850H201961213614193110945
Core i7-9750HF201961214598--45
Core i7-9750H201961213562183118545
Core i7-9700TE20198812688--35
Core i7-9700T20198813427--35
Core i7-9700KF20198816880212154295
Core i7-9700K20198817194205144995
Core i7-9700F20198816540--65
Core i7-9700E201988---65
Core i7-970020198815942--65
Ryzen Threadripper 3990X202064128---280
Ryzen Threadripper 3970X20193264481782087398280
Ryzen Threadripper 3960X20192448458452085933280
Ryzen Threadripper 2990WX20183264231621745224250
Ryzen Threadripper 2970WX20182448218331734376250
Ryzen Threadripper 2950X20181632252451763110180
Ryzen 9 3950X20191632356992174070105
Ryzen 9 3900X20191224319522133168105
Ryzen 7 3800X2019816245032092166105
Ryzen 7 3700X201981623831205211665

ゲーミングPC向けのCPUに絞り込み、性能を比較できるよう表にしました。

項目をタップすることでソートできるようになっています。

表にはゲームに適したマルチスレッド対応マルチコアCPUの中でも、Intel製・AMD製のものを最新CPUまで含んでいます。

ミドルスペック用以上のCPUのみとなっており、ロースペック向けCPUは表に含まれていません。

PassmarkはCPUのパフォーマンススコアを、CR15シングルは1コアあたりの性能、CR15マルチは全コアでの性能、TDPは最大発熱量を表しています。

優れたCPU選びをわかりやすく選ぶには、「CR15シングルの数値が高く、かつCR15マルチの数値が高いCPU」を選ぶと良いです。

CR15マルチが高くでもCR15シングルが低い場合は、CPUの性能をしっかり発揮できないケースがありますので、注意してください。

ゲーミングPC向けCPUのおすすめ

intel Core i7とGeForceグラフィックボードのステッカー

上の表からCR15シングルの数値が高く、かつCR15マルチの数値が高いCPUを読み取ると、「Ryzen 9 3950X」「Ryzen Threadripper 3970X」「Core i9-9900KF」あたりがヒットしますね。

特にRyzen 9 3950XはCR15シングル、CR15マルチ、Passmarkで優れたスコアを出しています。

最新の第3世代以降「Ryzen 9 3950X」と「Ryzen Threadripper 3970X」はゲーミングPC向けとして素晴らしいCPUです。

しかしハイエンドゲーミングPCに一番おすすめのCPUは現状「Core i9-9900KF」ですと言わざるを得ません。

RyzenシリーズはAMD製のCPUですが、AMDのCPUは長年「CR15マルチが高くコスパは良いが、CR15シングルが出ないCPU」とされてきました。

2019年以降Ryzenシリーズはコスパはそのままに、シングルスレッドでもマルチスレッドでも高い性能を発揮するよう進化しています。

しかし多くのソフトウェアやゲームなどにおいて、intel製CPUに最適化されている現実があります。

また、数値上ではRyzenが優れるように見えるものの、行う動作によって「Core i9-9900KF」の方が高いパフォーマンスを発揮するシーンが少なくないからです。

CPUの知識が深く、しっかり性能を把握して購入できる方はAMD製RyzenシリーズのCPUがコスパ面からおすすめですが、オールラウンダーで安定的に高性能なCPUを求めるのならintelの「Core i9-9900KF」が最もおすすめというわけです。

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ゲーミングノートPC向けCPUのおすすめ

ゲーミングノートPC向けおすすめCPU(2020年)
・Core i7-9750H(第9世代)

ゲーミングノートPCでもデスクトップと同じCPUを使えます。

ただしデスクトップ用CPUを使ったゲーミングノートPCはサイズ・重量が大きくなってしまうので、持ち運べるノートPCの長所が損なわれます。

ゲーミングノートPCのCPUはCore i7が主流となっており、Core i7は最新CPU発売後にゲーミングノートPCに最適化されたモデルが発売されます。

2020年3月現在では第8世代・第9世代のCPUが流通しており、「Core i7-9750H」と「Core i7-8565U」が最適化されたCPUです。

しかし最適化CPUは通常モデルに比べやや性能が下がるため、高性能が要求されるCore i9では最適化CPUが発売されていません。

ゲーミングノートPCではどのみち最強性能が厳しいですから、薄くて軽量な長所を生かした最適化CPUを選択した方が良いでしょう。

ゲーミングPCにおいてCPUとは?

ゲーミングPCにおけるCPUの役割

CPUはゲーミングPCにおいて頭脳のようなもので、グラフィック描写以外はCPUで行うことになります。

高性能グラボさえあればCPUは関係ないと思われがちですが、そんなことはありません。

ゲームをプレイする上でのCPUの役割、重要性、違いと影響は以下の通りです。

ゲーミングPCにおけるCPUの役割

ゲームプレイにおけるCPUの役割は、グラフィック描写以外すべてです。

グラフィック描写はグラフィックボードがその役割を担います。

具体的にはキャラ動作の判定、操作時の反応などをCPUで行っています。

ゲーミングPCにおけるCPUの重要性

ゲーミングPCではグラフィックボードが重視されることが多く、CPUは一定以上の性能があればグラフィックボード自体は動作します。

しかしCPUでは瞬間的なキャラ動作、攻撃の判定、オブジェクトの動作判定などに影響します。

そのためCPUの性能が低いと入力とゲームキャラの動作に遅延を感じたり、攻撃が当たったように見えたのに当たっていない、ドアを開けた操作をしたはずなのになかなか開かないなどの問題が生じます。

ゲーミングPCにおけるCPUの違いはどう影響するか

CPUの性能差はゲーム内での瞬間的な動作にそのまま直結します。

簡素なゲームでは実感できるシーンは少ないですが、格闘ゲームやFPSなどの対人ゲームではCPUの性能差が影響しやすいと言えます。

例えばPUBGやフォートナイト・APEXといったゲームでは索敵スピード、射撃、回避、ドアの開閉などに影響が出ますので、FPSでは特にストレスを感じやすいでしょう。

格闘ゲームではフレーム単位の駆け引きが必要となり、こちらも瞬間的な動作や当たり判定が重要となるため、CPUの違いが大きく影響します。

同じグラフィックボードでもCPUの違いで発揮できる性能も変わります。

CPUとグラボの性能バランスは重要

CPUとグラボの性能バランスはとても重要です。

いくら高性能なグラボを搭載しても、CPUの性能が低ければグラボが性能を発揮しません。

逆に高性能なCPUに性能が低いグラボを搭載した場合は正常に動作しますし、問題は特にありません。

しかしゲーミングPCとしてはグラフィック性能が低いままですから、ベストとは言えませんし、CPUの性能が無駄になってしまいます。

CPUとグラボの性能バランスが大きく崩れてしまわないよう、BTOパソコンショップではCPUとグラボの選択肢はある程度決められています。

CPUやグラボについて深い知識がない方でも選択肢から選べば良いし、選ばずにそのまま注文しても良いため、ゲーミングPCはBTOパソコンショップがおすすめというわけです。

ゲーミングPCを自作する場合は選択肢がとても広くなってしまうので知識が必要ですが、当サイトの最強ゲーミングPCのコンセプトでは

・CPU:Core i9-9900KF(またはCore i9-9900K)
・グラボ:GeForce RTX 2080 Ti(またはRTX 2080 SUPER)

この組み合わせが性能バランスが良くおすすめです。

ゲーミングPCでのCPUの選び方

コンピューターのCPUのイラスト

ハイエンドゲーミングPC向けのCPUでは、コア数は「6~8コア」もあれば十分であり、コア数が多ければ多いほどゲーム性能が高くなるというわけではありません。

そして本記事の「ゲーミングPC向けCPUの性能比較」でもお話したように、シングルスレッド(CR15シングル)の性能が高いCPUがゲーミング向けとして優れています。

この内容を踏まえ性能比較表から読み取ると、8コアでシングルスレッド性能が高い「Core i9-9900KF」がハイエンドゲーミングPC向けとして優れていると導き出せるわけです。

インテル製CPUは安定性重視の方におすすめ

intel製CPUのCoreシリーズはとにかく安定性が高く、ゲーミングPCに限らずCPUシェアの大半を占めています。

ハイエンドゲーミングPCでも安定的な性能を発揮してくれるCPUであるため、各社ソフトウェアはインテルCPUに最適化している現状もあります。

コスパ面では若干AMD製CPUに劣る部分があるものの、それを上回る性能を発揮してくれます。

2020年現在でも、ハイエンドゲーミングPC用のCPUはどれがいいか?と問われれば、インテルのCPUを推奨します。

第9世代intel Core i5・i7・i9の違い

CPU コア数 キャッシュ タイプ
第9世代

第9世代intel Core i9

intel Core i9

最大 8 最大 16 MB デスクトップ PC

ノート PC

第9世代intel Core i7

intel Core i7

最大 8 12 MB デスクトップ PC

ノート PC

第9世代intel Core i9

intel Core i5

最大 6 9 MB デスクトップ PC

ノート PC

第10世代

第10世代intel Core i7

intel Core i7

最大 8 最大 12 MB デスクトップ PC

ノート PC

第10世代intel Core i5

intel Core i5

最大 6 最大 12 MB デスクトップ PC

ノート PC

現行の第9世代CPU、そして第10世代のCPUの違いを表にまとめました。

各モデルの詳しい性能はCPU性能比較表を参考ください。

Core i5・i7・i9の違いは「コア数、キャッシュサイズによる性能の違い」です。

ゲーミングPCにおいては、ゲーム内の反応速度や描写速度に違いが現れますし、グラボの動作にも影響します。

第10世代のCPUは2020年3月現在発売どころか詳細が発表されておらず、2020年4月30日に詳細が発表される予定です。

一部リーク情報では価格がかなり高いので、今後もまだしばらくは第9世代が主流となりそうです。

Ryzen(AMD)のCPUはコスパ重視の方におすすめ

2019年発売の第3世代以降、シングルスレッド性能が飛躍的にアップしました。

AMD製CPUのRyzenはもともとコスパが良いCPUとして有名でしたが、いかんせんマルチスレッド性能は高いものの、シングルスレッド性能が低かったため、ハイエンドゲーミングPC向けとしての選択肢にはならないCPUでした。

第3世代以降はシングルスレッド性能が高まり、ハイエンドゲーミングPC向けのCPUとしてもおすすめできる性能となっています。

AMD製CPUの飛躍的な性能アップにより、今後インテルとのCPUシェア競争が始まりそうですね。